三洋製紙株式会社は1961年に設立され、段ボール原紙の製造、バイオマス発電を行っている、「エルモア®」ブランドのカミグループの一員です。
主力製品として段ボール用中芯(なかしん)原紙を製造しています。月間の生産数量は約22,000トンで、近畿・東海地区を中心に関東以西のエリアで広く販売しています。段ボールの底堅い需要に支えられ、毎年安定的に売り上げを維持しています。また、1993年に産官学連携により開発した農用再生紙「カミマルチ®」も製造しており、こちらは東北・関東地区を中心に全国的に販売しています。
2017年には新たにバイオマス発電事業を開始しました。地域の山林でうまく活用されてこなかった木質資源を燃料として有効利用し、再生可能エネルギーとして約3万世帯の消費量に相当する電力を供給する事業です。新たな柱となる事業を展開することでさらなる飛躍をねらうとともに、鳥取の地に根付く企業として地域や環境へより一層の貢献を目指します。