農用再生紙カミマルチ
水稲用カミマルチ®
カミマルチの主な特徴は雑草抑制効果です。カミマルチを田植え時に水田に敷けば、日光を遮断し雑草の成長を抑制できます。
平成5年度農林水産省中国農業試験場をはじめ中国地方を中心に各県の農業試験場で試験田植えが行われ、除草効果についてほぼ満足のゆく結果が得られました。
現在は有機栽培米生産者を中心に、全国で広く利用されています。
特徴1.除草剤と同程度の雑草抑制効果
特徴2.微生物により分解され回収不要
カミマルチは、水田中の微生物により徐々に分解されていきます。稲が生育して陰を作り、除草の必要が無くなる頃(約45日程度)にカミマルチは分解されて無くなります。そのため、回収する必要がありません。
特徴3.収量は慣行栽培と同等
カミマルチ農法の特徴として、田面をマルチシートで覆うことから初期成育が緩慢に推移します。しかしながら、下表のとおり50~60日で慣行栽培に追いつき、収量も同等となります。
水管理
カミマルチ農法は水管理が重要です。カミマルチを土壌に密着させることで、より雑草抑制効果を高めます。また分解日数の延長にも繋がります。
取り扱い注意点
- 取り扱い時・保管時は水濡れに注意してください。
- 代掻きは出来る限り均平にし、日数も慣行栽培の時より長く置いてください。
- 田植え時は、深水を避けて下さい。
- カミマルチの敷設は、基本的に風下もしくは水尻方向から行ってください。
- 田植え後の入水は、徐々に行って下さい。
- 田植え後、強風の場合は深水管理をして下さい。
- 田植え後、10日程度は田圃に入らないで下さい。